■ 俳枕 江戸から東京へ(182)
山尾かづひろ 読む⇒
■ 尾鷲歳時記(179)
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2014年6月29日日曜日
俳枕 江戸から東京へ(182)
山手線・浜松町(その2)
文:山尾かづひろ
都区次(とくじ):前回は浜松町の大門でしたが、今日はどこへ案内してくれますか?
四十階の展望梅雨晴間 熊谷彰子
江戸璃(えどり): 今日も山手線の浜松町から行くわよ。浜松町駅は羽田空港へ行く東京モノレールへの乗り換え駅と小便小僧の像のある駅としても有名だけど、世界貿易センタービルの最寄駅としても有名なのよ。このビルは昭和45年3月に152メートル、40階建ての超高層として完成してね。それほど古いとは思わないけれど近々壊されて200メートル級の超高層3棟に建て替えられるそうよ。ボヤボヤしていると名物だった東京港の展望が出来なくなっちゃうわよ。今日は上ってみましょう。ところで、このビルが出来る前は何があったか知ってる?何と都電の車庫があったのよ。想像できないわよね。それでは大門を潜って日比谷通に突き当ったら右に行って、大矢白星師に12年前に案内してもらった有章院霊廟二天門(都の重要文化財)へ行くわよ。有章院は徳川七代将軍家継の諡(おくりな)であって、勿論、当時はこの門続きに墓域があったのだけれど、このあたり一帯が西武系資本に買収されてしまったため、墓所は増上寺内へ移り、門だけが旧態をとどめているのよ。門の左右に構える増長天と多聞天も、何やら寂しげよね。
都区次:夕方になりましたが、今日はどうしますか?
江戸璃:世界貿易センタービルの地下のイタリアンでワインを飲みたくなっちゃった。
都区次:いいですね。行きましょう。
水無月も終りに近し二天門 長屋璃子
門だけのぽつねんと建つ梅雨晴間 山尾かづひろ
文:山尾かづひろ
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都電の車庫 |
都区次(とくじ):前回は浜松町の大門でしたが、今日はどこへ案内してくれますか?
四十階の展望梅雨晴間 熊谷彰子
江戸璃(えどり): 今日も山手線の浜松町から行くわよ。浜松町駅は羽田空港へ行く東京モノレールへの乗り換え駅と小便小僧の像のある駅としても有名だけど、世界貿易センタービルの最寄駅としても有名なのよ。このビルは昭和45年3月に152メートル、40階建ての超高層として完成してね。それほど古いとは思わないけれど近々壊されて200メートル級の超高層3棟に建て替えられるそうよ。ボヤボヤしていると名物だった東京港の展望が出来なくなっちゃうわよ。今日は上ってみましょう。ところで、このビルが出来る前は何があったか知ってる?何と都電の車庫があったのよ。想像できないわよね。それでは大門を潜って日比谷通に突き当ったら右に行って、大矢白星師に12年前に案内してもらった有章院霊廟二天門(都の重要文化財)へ行くわよ。有章院は徳川七代将軍家継の諡(おくりな)であって、勿論、当時はこの門続きに墓域があったのだけれど、このあたり一帯が西武系資本に買収されてしまったため、墓所は増上寺内へ移り、門だけが旧態をとどめているのよ。門の左右に構える増長天と多聞天も、何やら寂しげよね。
都区次:夕方になりましたが、今日はどうしますか?
江戸璃:世界貿易センタービルの地下のイタリアンでワインを飲みたくなっちゃった。
都区次:いいですね。行きましょう。
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二天門 |
水無月も終りに近し二天門 長屋璃子
門だけのぽつねんと建つ梅雨晴間 山尾かづひろ
尾鷲歳時記(179)
夏至のあと
内山思考
聴診器ぶら下げている雲の峰 思考
青木上人一行が沖縄から帰って来られ、直接関係はないが、入れ替わるように恵子の主治医と移植コーディネーターが学会発表のために訪沖された。仕事が目的とは言っても多少の観光は予定に入っているに違いない。少しうらやましい。いまどきの那覇はどんな風が吹いているのだろう。沖縄そばが食べたい、チャンプルーも恋しい。
昨夜、タカシさんから美味しい海雲がどっさり届いたのでお礼の電話をした。「あれ内山さん?」懐かしいイントネーションの後ろから賑やかな歌声が聞こえるのは行き着けのカラオケ店にでもいるのだろうか。「奥さんに(身体が)早く好くならないと沖縄へ来られないよーと言っといて下さい」との励ましがタカシさんらしくて嬉しかった。ヒロコさんにもバターフィンガー(チョコレート)を送って貰ったので電話、こちらは尾鷲の知り合いに評判がいいのでリクエストしたのであるが、夏場は店頭に並んでなくて、結構さがしましたと言われて申し訳なし。
恵子がこのまま順調に回復したとして、僕たちが那覇のアパートに戻れるのは11月ぐらいになるだろうか。いずれにしても僕は、10月末に伊丹市の柿衞(かきもり)文庫で、北山河(きた・さんが)先生についての講話をする予定があるので、それより前になることは無い。思えば、サッカーのワールドカップに気を取られている内にもう7月である。
昨年12月から2月まで沖縄、3月から名古屋の病院に恵子入院、5月に腎移植、半月後に僕退院、そしてやっと、6月末に恵子が退院するわけで何だかあっという間に季節を一つ二つ飛び越えてしまったような気がする。夏至も過ぎたし、これからわずかづつ日も短くなるだろう。平成26年の前半は斯くして過ぎたわけだ。でもまあ、内山夫婦にとって今年は養生に専念すると以前から決めているから、それなりに上手く行っていると言うべきだろう。ちなみに退院祝いはウナギ、と言うのも決定事項である。
内山思考
聴診器ぶら下げている雲の峰 思考
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ひつまぶしでお祝い |
青木上人一行が沖縄から帰って来られ、直接関係はないが、入れ替わるように恵子の主治医と移植コーディネーターが学会発表のために訪沖された。仕事が目的とは言っても多少の観光は予定に入っているに違いない。少しうらやましい。いまどきの那覇はどんな風が吹いているのだろう。沖縄そばが食べたい、チャンプルーも恋しい。
昨夜、タカシさんから美味しい海雲がどっさり届いたのでお礼の電話をした。「あれ内山さん?」懐かしいイントネーションの後ろから賑やかな歌声が聞こえるのは行き着けのカラオケ店にでもいるのだろうか。「奥さんに(身体が)早く好くならないと沖縄へ来られないよーと言っといて下さい」との励ましがタカシさんらしくて嬉しかった。ヒロコさんにもバターフィンガー(チョコレート)を送って貰ったので電話、こちらは尾鷲の知り合いに評判がいいのでリクエストしたのであるが、夏場は店頭に並んでなくて、結構さがしましたと言われて申し訳なし。
恵子がこのまま順調に回復したとして、僕たちが那覇のアパートに戻れるのは11月ぐらいになるだろうか。いずれにしても僕は、10月末に伊丹市の柿衞(かきもり)文庫で、北山河(きた・さんが)先生についての講話をする予定があるので、それより前になることは無い。思えば、サッカーのワールドカップに気を取られている内にもう7月である。
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我が家の金魚四匹、メダカ二匹 元気 |
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